多目的エリアでのスポーツ活動
日常生活だけでなく、退院後に地域での社会参加を目指すこともリハビリテーションの大事な役割だと思っています。また、どの年代であってもスポーツのような運動をすることは、よりよい健康のために重要だと言われています。その一環として、病院敷地内に多目的エリアを設置しています。
●グランドゴルフ
病院敷地内約400㎡の多目的芝生エリアにはフェアウェイとラフがあり、傾斜もついていますので本格的なグランドゴルフの練習を行うことが可能です。ルールも簡単ですので、入院前にされておられた方はもちろん、初心者の方も楽しく運動することが可能です。
患者さん同士でも「おしい、もう少し!」などの歓声をあげながら、皆さんで夢中になっておられます。
●菜園での花や野菜の栽培
芝生エリアの隣には、大きめのプランターを用意し、お花や野菜の栽培が楽しめます。
季節に応じて、種まき、植え付け、水やり、花摘み、収穫などさまざまな活動を行って頂けます。
一日の運動量を最大限に
身体活動の量を増やすことが人々の健康にとって大きな役割を果たすことがわかっています。
このことは、若い方やご高齢の方でも障がいや慢性疾患のある方でも変わりありません。
当院は、リハビリテーション病院として「食べる」「立つ」「歩く」「考える」「話す」など、身体と脳の活動も含めて患者さまの一日の運動量を最大限にすることを大切にしています。
マッサージ、ストレッチ、不必要な介助は行わず日常生活動作をたくさん練習する
マッサージやストレッチ、不必要な介助は行いません。
当院では、現在の最新最良の科学的根拠である「できるだけ日常生活動作をたくさん練習する」ことを“リハビリテーションの本質”と考えています。
広い運動スペースと実践的なADLハウス
ベッドは最低限の数にし、院内の運動専用スペースは約1000㎡を確保しています。
また、退院後の生活を早期からイメージできるように“実際の家”を準備しています。
調理や掃除、洗濯などの家事動作や狭い廊下の移動、段差があるトイレ、深い浴槽での入浴などより実生活に近い練習を存分に行っていただけます。
退院後も続けたいリハビリテーションを
退院後もご自身で行えるような運動をリハビリテーションとして行っていただく。そんなことを心がけています。「食べる」 「立つ」「歩く」「考える」「話す」「着替える」「トイレに行く」「お風呂に入る」など、日常の動作を繰り返すことが日々の健康の維持増進に繋がることを入院生活の中で感じていただくお手伝いができればと考えております。