ベッドは最低限の数にし、できるだけ運動できるスペースを多くしています。
各病棟のリハビリテーションスペース、6階リハビリテーション室、屋外テラス、ADLハウスなどの運動専用スペースは合計で約1000㎡を確保しています。
6階は全面ガラス張り、各病棟もできるだけ窓を大きくし明るく、見晴らしの良い環境で運動していただけます。
屋外リハビリテラスからは、箕面市、川西市、宝塚市の山々飛行機が飛び立つ伊丹空港をご覧いただけます。
また、病院敷地内に多目的エリアとして自転車練習等を安全に行えるエリアも準備し患者さまができるだけ実践的な練習を行えるようにしております。
退院後の生活を早期からイメージできるように“実際の家”として、ADLハウスを準備しています。
調理や洗い物、掃除、洗濯などの家事動作や狭い廊下、段差があるトイレへの移動、深い浴槽での入浴などより実生活に近い状態での練習を十分な期間行っていただけます。
また、使用頻度の高い食事・入浴・調理関連の福祉用具については当院で準備し、退院後の生活がよりイメージして頂きやすいようにしております。
患者さまの運動量を最大限にするために必要に応じて機器を使用しています。
専用のハーネスを体に装着し、安全に体重を免荷する装置です。
重度の介助が必要な方もこの装置を用いることにより、安全に立ち上がりや歩行練習等を行うことが可能です。
また、荷重制限がある方も起立練習や歩行練習を行いやすくなります。
連動式のアームとペダルで、全身の運動や上下肢の個別運動を行うことができます。負荷量は10段階に調整可能で、持久力・筋力トレーニングとしても幅広く利用できます。運動麻痺がある方でもオプションパーツを使用し、安全に運動を行うことができます。
一般的なスポーツジムなどにあるウォーキングマシンです。
速度調整はもちろん、坂道の練習も行うことが可能です。
一般的なスポーツジムなどにあるウォーキングマシンに前後から足を牽引する機能が追加された機器です。
振り出しの補助を行ったり、逆に抵抗をかけながらの練習が可能です。
脚が麻痺された方、骨折をされた方、様々な方にお使いいただけます。
日常生活を円滑に過ごすための様々な脳の働きである高次脳機能を総合的に楽しみながらトレーニングできる機器です。
高次脳機能を7つの側面に分類し、それぞれの力のバランスや推移を客観的に評価が行えます。
備品として各病棟に多くの治療用装具を準備しており、入院初日から安全で運動量を重視したリハビリテーションが可能となっております。
また、より重度な方でも起立・歩行練習を十分に行っていただけるように体幹装具付両長下肢装具を、手の麻痺がある方へはポータブルスプリングバランサーやスパイダースプリントを準備しております。